2012年3月25日日曜日
第1世代はもう古い 最新の〇〇情報
『曲がる腰にもワケがある』 井尻慎一郎 の続きです。
第1世代、第2世代といえば、携帯電話やスマートフォンが、すぐに思いつくところですが、われわれの業界にもどうやらあるようです。
それは、
湿布 …
ちょっと拍子抜けですが、湿布もなかなか奥が深いですよ。
第1世代の湿布
冷湿布(冷感湿布ー主に急性に使う)…消炎鎮痛剤をほぼ含まない
温湿布(温感湿布ー主に慢性に使う)…消炎鎮痛剤をほぼ含まない
薬局などで売られている湿布。
病院や医院ではほとんど処方されない。
痛みや腫れを取る薬効は弱い。
人によっては、かぶれをおこしやすい。
主成分 冷湿布→メントール、サリチル酸
温湿布→トウガラシエキス、カプサイシン
第2世代の湿布
消炎鎮痛湿布~少し清涼感があり、急性と慢性の両方に使える。(経皮吸収消炎鎮痛剤)
温感タイプ消炎鎮痛湿布(慢性のみに使う)もある。
清涼感を与えるために、メントールなどが含まれている。(※ヒヤッとするが、それが冷やしているわけではない)
「痛み止め」「腫れ止め」として薬効は強力。
主成分 インドメタシン、ジクロフェナック、フェルビナク、ロキソプロフェン、ケトロプロフェンなどの非ステロイド系消炎鎮痛剤
第2世代の湿布は、急性・慢性のどちらにも有効です。
これならば、冷湿布?温湿布?と悩まなくてすみます。
また、薬効としても効果が高いので、「痛み」や「腫れ」をどうにかしたい場合は、薬店で湿布を買うよりも、整形外科でより強力な湿布を処方してもらう方がよいということですね。
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