2012年3月7日水曜日

職人技のクロワッサンの法則(プラスのハインリッヒ)

ハインリッヒの法則ハインリッヒの法則といえば、運転免許の更新の際に、再三聞かされる教訓のわりに、すぐに忘れてしまうアレです。 


一件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件の
ヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)があるとされる。※ウィキペディア ハインリッヒの法則


事故や人災のさいに、よく使われます。
でも、NHKプロフェッショナル仕事の流儀を見て、負(マイナス)のハインリッヒの法則だけでなく、正(プラス)のハインリッヒの法則もあるのではないかと思いました。


番組は、飛騨高山のパン職人の話 でした。
それほど、パン好きでもないわたしでも、あのクロワッサンは食べたいなぁ~、と思ってしまうほど、ほれぼれとするクロワッサンです。

幾重もの薄い生地の均整のとれた層が、生き生きとして芳醇な香りと食感を感じさせるクロワッサンでした。


でも、クロワッサンひとつとっても、芸が細かいですね。
・端はつぶさない
・一度巻いた後、もう一度巻き直して空気の層をつくる
・ここは卵をぬるけど、こっちはぬらない
…などなど。
きっと紹介しきれないポイントや、当たり前すぎて紹介していないポイントなどが、たくさんあるのでしょう。

こうやって、ひと手間、ひと手間の積み重ねが、美味しいパンとなり、美味しいパン作りの結晶として、職人技のクロワッサンが誕生するのだと感じ入りました。


職人技のクロワッサンの法則(プラスのハインリッヒ)
1つの芸術的なクロワッサンの裏には、29の努力や研究、そして、300の目に見えない細かなひと手間がある。