美味しい食事の罠―砂糖漬け、油脂まみれにされた日本人 (宝島社新書)
2007年第1刷発行。
管理栄養士、幕内秀夫氏著。今日の食べ物は、砂糖と油脂(あぶら) まみれです。
それはなぜか?
「美味しい」からです。
でも、それは脳が「美味しい」と思っているだけです。
からだに良いかといわれれれば、良いわけはないです。
1950年代 「タンパク質をとりましょう運動」
「ビタミンをとりましょう運動」
1960年代 「1日1回フライパン運動」(P6、7)
~著者によると、国家的な啓発運動があったそうです。
いわゆるアメリカによる日本の洋食化の一環なんですかね。
エネルギー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | |
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マクドナルド ハンバーガー | 251 | 12.7 | 8.5 | 30.9 |
マックフライポテト (M) | 420 | 5.7 | 22.1 | 49.4 |
ケンタッキー フライドチキン | 237 | 18.3 | 14.7 | 7.9 |
~マックのポテトは、カロリー界のホームラン王ですね
「油脂や砂糖というのは、脳にとって快楽物質であるため、食べ始めると止まらない、という要素があります。…(中略)…美味しいというよりも、気持ちいい状態といえるでしょう。」(P57)
~「美味しい食事の罠」は、食べ物がおいしいのではなく、脳が気持ちいいいと思える食べ物を食べている(もしくは、食べさせられている)ことにあります。
脂っこく、甘辛くして、うま味を加える、これが産業としての外食の王道です。