2012年3月27日火曜日

マイコプラズマ肺炎


「かつては数年おきに流行していたマイコプラズマ肺炎の患者数が、2011年夏以降、過去最多のペースで推移している。」

「日本小児呼吸器疾患学会と日本小児感染症学会が11年に作成した診療指針によると、治療はまずマクロライド系という種類の抗菌薬を用いる。

 だが近年、薬の効かない耐性菌が徐々に増加。
北里生命科学研究所特任教授の生方公子(うぶかたきみこ)さんらの調査では、11年に検出した肺炎マイコプラズマ菌のうち耐性菌が86%に上った。

 耐性菌にはミノサイクリンという抗菌薬を使う。
ただし、永久歯に生え替わっていない子どもは歯が黄色くなる副作用のおそれがあるため、使用は最小限にするとされている。」

 「田島さんは「耐性菌が増えており、抗菌薬の使い方を見直す必要がある」としている。」


[感染症]肺炎(1)マイコプラズマ 耐性菌増加 (2012年3月26日 読売新聞)より 抜粋




マイコプラズマ肺炎は、かつては、3~4年に1度、大流行することから、「オリンピック熱」とも呼ばれていました。
わたしも3~4年に1度、ひどい風邪を引いているのですが、もしかしたら、マイコプラズマ肺炎なのかな?とも考えられます。


症状は、おおむね風邪と同じです。
主な特長は、いわゆる「カラ咳」で、これでかなり体力が奪われます。

原因が、真正細菌なので、通常の風邪薬では治りません。
(自然治癒は、だいたい2週間といったところでしょうか)

このマイコプラズマ(細菌)が、より頻発し、しかも耐性をつけてきているというのは、いささか困ったニュースです。

ちなみに、マイコプラズマ肺炎にかかりやすい年齢は、40歳くらいまで、といわれているので、わたしはそろそろ卒業です。

「風邪やインフルエンザとは、少し違う…」といった場合は、「マイコプラズマ肺炎」という可能性を疑ってみてください。