以前、本のパラ読みについてブログを書きました。 (「人間って、そんなに能力に差がないんだよ。後は…」)
↓これもそんな感じの本です。
この本の中で「フムフム」とうなづきながら読んでしまったのが、P106あたりで
「とにかく営業がすべて、売れるか売れないかじゃくて、気合いと根性で売るんだ!」みたいな感じで、ITの世界でもやってたことは泥臭いことだったのだなぁ、と思わず首肯しながら読みました。
でも確かに、営業がすべてといえば全てですよね。
どんなによい物でも、営業しなければ売れないし、たいしてよくない物(と思われる物)でも、営業次第で大ヒットするわけですし。
でも、(“でも ”がしつこい…)頭ではかわっていても、スコンと腑に落ちないのはわたしだけでしょうか??
「商売の基本は、安く買って高く売る」みたいな言い方ってありますよね。
あれってどうも腑に落ちないんですよね。
「安く買って、高く売る」って方向性の行き着く先は、「タダで仕入れて、できるだけ高く売る」ってことになります。
これってまさしく詐欺です。
ドラッカーは確か
「適正な価格で仕入れて、適正な価格で売る」といっていました。
なるほど、これなら納得です。
さらに納得させてくれるのは松下幸之助で、たまたま今日新聞にも載っていました。
「商道徳とは(中略)適正な利益をとりつつもなお、安くなるよう努める」
※読売新聞(2012.1.15)朝刊より引用
日本が誇る商売の神様は、さすがに言うことが違います。