2012年1月24日火曜日

腰痛の治療効果のまとめ


   急性腰痛慢性腰痛
有効飲み薬の痛み止め集学的治療
通常の活動を続け
るようアドバイス
腰痛体操
有効である可能性が高い整体飲み薬の痛み止め
集学的治療整体、鍼
どちらとも言えない牽引
有効でない可能性が高い腰痛体操
無効もしくは有害ベッド上安静椎間板への注射

※集学的治療:医師、理学療法士、作業療法士、心理学者、ケースワーカーがチームを組んで、肉体的・心理社会的の両面から集中的な治療を行う
※※ 『治療をためらうあなたは案外正しい』 より転記


上記データの大元は、『クリニカル・エビデンス』という英国医師会が発行したものです。診療上の疑問に関するエビデンスを、広範囲にわたって集めています。
日本語版も出ております。→
クリニカルエビデンス・コンサイスissue 16 日本語版


イギリスでの調査ですので、“整体”がなにを指しているのか、定かではありませんが、おそらくカイロプラクティックやオステオパシーをふくめた手技療法全般かと思われます。


いずれにしても、調査結果は、整体にかんして、急性・慢性ともに


有効である可能性が高い


となっております。


著者も、この本( 『治療をためらうあなたは案外正しい』 )の中でふれていますが、この調査結果によると、急性腰痛、いわゆる ぎっくり腰 のときも、安静にしているよりも、積極的に「通常の生活を送る」ようにした方がよい、という結果になっております。

う~ん、わたしなども、「2~3日は安静に」と言っていたクチなので
勉強不足でした。

でも、自己弁護するわけではないですけど、2~3日も、絶対安静にできる人って、それほどいらっしゃらないですよね?

男の人は、仕事があるので、とりあえず強い痛みが引けば、仕事に行くでしょうし、女性なら仕事や家事などで、じっと寝ていられないでしょう。
でも、それで結果的にはよいそうです。

じっと寝ているよりも、動ける範囲でどんどん動く。
これが、これからの腰痛対処法みたいです。