急性腰痛 | 慢性腰痛 | |
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有効 | 飲み薬の痛み止め | 集学的治療 |
通常の活動を続け るようアドバイス | 腰痛体操 | |
有効である可能性が高い | 整体 | 飲み薬の痛み止め |
集学的治療 | 整体、鍼 | |
どちらとも言えない | 牽引 | |
有効でない可能性が高い | 腰痛体操 | |
無効もしくは有害 | ベッド上安静 | 椎間板への注射 |
※集学的治療:医師、理学療法士、作業療法士、心理学者、ケースワーカーがチームを組んで、肉体的・心理社会的の両面から集中的な治療を行う
※※ 『治療をためらうあなたは案外正しい』 より転記
上記データの大元は、『クリニカル・エビデンス』という英国医師会が発行したものです。診療上の疑問に関するエビデンスを、広範囲にわたって集めています。
日本語版も出ております。→クリニカルエビデンス・コンサイスissue 16 日本語版
イギリスでの調査ですので、“整体”がなにを指しているのか、定かではありませんが、おそらくカイロプラクティックやオステオパシーをふくめた手技療法全般かと思われます。
いずれにしても、調査結果は、整体にかんして、急性・慢性ともに
有効である可能性が高い
となっております。
著者も、この本( 『治療をためらうあなたは案外正しい』 )の中でふれていますが、この調査結果によると、急性腰痛、いわゆる ぎっくり腰 のときも、安静にしているよりも、積極的に「通常の生活を送る」ようにした方がよい、という結果になっております。
う~ん、わたしなども、「2~3日は安静に」と言っていたクチなので勉強不足でした。
でも、自己弁護するわけではないですけど、2~3日も、絶対安静にできる人って、それほどいらっしゃらないですよね?
男の人は、仕事があるので、とりあえず強い痛みが引けば、仕事に行くでしょうし、女性なら仕事や家事などで、じっと寝ていられないでしょう。
でも、それで結果的にはよいそうです。
じっと寝ているよりも、動ける範囲でどんどん動く。
これが、これからの腰痛対処法みたいです。