2012年3月12日月曜日

『誰も知らないサプリメントの真実』  高田明和



誰も知らないサプリメントの真実 (朝日新書)
2009年第1刷発行。
高田明和氏著。浜松医科大名誉教授。
専門は、生理学・血液学・脳科学。



サプリメントの宣伝の本かな?と思いましたが、サプリメントをきちんと検証している本です。

「サプリメントの分類
1 化学原料を合成したサプリメント

2 天然素材から化学合成したサプリメント
3 天然の成分を抽出したサプリメント」(P12)
~サプリメントといっても、限りなく天然に近いものから、ほとんど化学原料のかたまりまで、さまざまということですね。
※天然=よい、というわけではありません。ふぐやトリカブトのように、天然の毒は存在します。


「研究費はどこからでているか」(P25)
~これはなにも、サプリメントに限ったことではありません。
その裏にいる、スポンサーさんの思惑も考えないといけないのが、オトナの世界というものですね。

「つまり「なんとか太らないようにさせよう」「太ると危険である」と訴えたいという思惑が働くと、「太っても大丈夫だ」あるいは「太っているほうが少し健康だ」というデータは発表しにくくなる」(P33)


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