2012年2月24日金曜日

目からウロコの添加物


『悲しき国産食品』  小藪浩二郎 の続きです。



「高いアメリカ産の添加物には目もくれず、今は中国産、東南アジア産など、安い添加物に熱い眼差しを注いでいるのです。」(P23)
~添加物も高い安いって、あるんですね!思わず目からウロコが飛びでました。

添加物の危険性は、安全かどうかわからないことです。
現状は危険でないから、危険ではない。つまり、危険でない=安全、としているだけです。
本書を読む限り、試験もずさんです。
また、害に即効性がなくても、数年後、数十年後に現れるかもしれない可能性はぬぐえません。
この辺は、添加物も放射能と同じ危険性をはらんでいるといえるでしょう。

数十年後、がんが増えたとしたら、放射能ではなく、原因はもしかしたら添加物かもしれないのです。それくらい、今の食品は添加物にまみれています。

「化学合成というと、AとBという物質が反応してCという物質が生まれるとき、100%、Cに変わるようなイメージがありませんか。実際はそんなことほとんどなく、AとBが結構な量のゴミになって残るのです。さらに、目的物であるC以外に、AとBの結合過程でDやEといった副成物ができることもあります。」(P68)
~へ~、知らなかったです。

使用期限が守られてない(P77)
~添加物も、月日が経つと劣化するのは、他の食材や医薬品などと同様です。
ですから、品質保持の期限があるにはあるそうですけど、実際は↑ということのようです。

ビタミン表示は買わないこと(P161)
~ひと言でいえば、ビタミン表示はビタミンじゃない、みたいですよ!
う~ん、そこまで考えてなかったですね。

ビタミンB1→合成保存料(ビタミンB1ラリウル硫酸塩)
ビタミンB2→合成着色料
ビタミンC→酸化防止剤・酸味料
ビタミンE→酸化防止剤

上記のような自称ビタミンは、化学合成の産物なので、どうしても副産物としての“ゴミ”の危険性がぬぐえないそうです。