2012年2月7日火曜日

がんが消えた! 驚きのワクチン

今朝(2月6日、2012年)の NHKのあさいち で、がんワクチンの特集をやってました。
詳しい記事は→ NHKあさいち 驚き!がんワクチン治療最前線



「患者自身の免疫力を高め、がん細胞を攻撃するもので、副作用が少なく、月に数回通院して注射を受けるだけという利便性があります。
日本では臨床試験の段階ですが、その効果に救われる人も出てきています。」

「今回ご紹介したのは“治療”するワクチン。自分の持つ免疫能力を活性化させ、がん細胞を攻撃します。
副作用が少なく、延命効果が認められるのが特徴です。」

「■注意■
がんワクチン」についてインターネットなどで検索するとさまざまなサイトにつながり、誰でもすぐ受けられるように感じます。
しかし、がんワクチンは日本ではまだ承認されておらず、その効果を確かめる臨床試験の段階です。がんワクチンを希望する方は、そのことを十分考慮する必要があります。」


以上、NHKあさいちのホームページより引用


なにか番組中では、「これでがんが治ります!」みたいな見せ方をしていた気がしたのは、(ヘソ曲げの)わたしだけでしょうか?

確かに他のがん治療に比べると延命率は高いようです。

でも、あの見せ方だと、「これでみんな治りますよ」みたいに感じてしまう人もいるのではないでしょうか?
※半年後生存率が、既存の治療0%に対して、がんワクチン40%。
1年後生存率は、既存0%に対して、がんワクチン10%。
※※ただし、既存の治療とは、なにを指すのかは、わたしは素人なので、わかりません。

しかも、治験の段階なので、そうとうプラシーボ効果も働いているように思われます。
プラシーボ効果は、主治医の熱心さ、看護師さんたちによる手厚い看護、本人の治験を成功させようと思う前向きな貢献性などによっても発揮されます。
また、患者さん自体、治験側に恣意的に選ばれている可能性もあります。※治りそうな感じの患者さんのみを(無意識に)選ぶなど。

番組で取り上げられていたような治験の結果が、実地でも、もたらされるとしたら、まさに“驚きのがんワクチン”ということなのでしょう。
今後の成り行きを見守りましょう。


※興味のある方は参考にしてください  
がんワクチン療 法 を実 施 している施設 ならびにその担 当 医 師 と連 絡 先
東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター 中村祐輔研究室 
久留米大学病院 がんワクチン外来事務局