2013年1月3日木曜日

持田香織ELT(エブリリトルシング) と整体の怪しい関係の記事 2

持田香織ELT(エブリリトルシング) と整体の怪しい関係の記事 の続きです。


最近、思うのは、整体師と占い師の相性っていいのかな?ということです。

整体師は体をみる
占い師は心をみる

そして、不調があれば助言をしたり、定期的に通ってもらったりする。
また、これがキモなのですが、整体師も占い師も、相手の「弱み」につけこめば、良い商売となりうる、ということです。

整体師→「健康」
占い師→「運勢」

整体師ならば、お客さまの「健康」につけこみ、「あなたの体(健康)はよくないですよ」というようなアプローチをする。
そうすることで、何度も通ってもらい、それを商売とする。

占い師ならば、霊感商法的なアプローチで、高額なブレスレットや壺などを買わせるといったところでしょうか。
あれ、どちらも「ツボ」つながりになったf^_^;

「手かざし」は、古典的な健康系霊感商法で、まさか整体師の先生までも手を出しているとは思いませんでした。
でも、お金を儲けるだけのアプローチとしては、ものすごくうまいですね。



>5年ほど前に気管支炎を患い、持ち味だった澄み切った高音がうまく出なくなってしまった。
>それで落ち込んでいたときに、その整体院で施術を受けたそうです。
>そこで週に一度ほど施術を受けながら、T氏から“気”などについてアドバイスを受け、塩や水で身の回りを清めているそうです。


まずは、表面的な体の不調、つまり整体から入り、それを霊的なものと結びつける。
相手は芸能人ですから、うまく洗脳できれば、いいパトロンのできあがりです。


>その結果、「声が出るようになった」という持田は整体師夫婦を盲信していったというが……。

結局、声は元通りにならなかったみたいですが、本人にとっては、それはどうでもいいことになってしまうんですよね。
つまり、科学的な真実や現実的な事実ではなく、本人がどう思うかがすべてになってしまうのです。

>自分の不調をスタッフや番組の“気”のせいにしたりして、トークなどであからさまに不機嫌になる…

つまり、整体をやっていればこそ、ここまでで済んでいるのであって、もし整体をしていなかったら、もっとひどいことになっていた(かもしれない)、と本人が思えば、結果ではなく、“思い”だけが判断材料となります。

上のように、自分の不調の原因を自分自身でなく、周りに転嫁すれば、ますます他者への依存、この場合は整体師への依存が強化され、ますます霊感商法の深みへとはまることになるでしょうね。

オセロの中島さんの「洗脳事件」もありましたが、大の大人が拉致監禁されて洗脳されているわけではありません。
洗脳とは、一種共同作業でもあるのです。
自分に都合の悪いものは見ない、自分に起きた結果の原因を周囲のせいにする、などといった本人の傾向が、洗脳を手助けしているのです。


最近は、この手の「洗脳系整体」が増えていますので、ご注意ください。