2013年6月14日金曜日

プロ野球コミッショナーの「知らない」と整体師の「治る」の不都合な共通点

今年のプロ野球は、やたらとホームランがでるなぁ、やっぱり球が変わったせいなのか?ということは、プロ野球の開幕当初から言われていたことでした。

しかし、プロ野球機構サイド(NPB:日本野球機構)は「球は変わっていない」という公式見解を公表していたので、プロ野球選手をはじめ、多くのファンは、まぁそうなのか、という感じでした。

それが、この中途半端な時期に、「すみません、やっぱり、変わってました…」と来たので、プロ野球選手や野球ファンのみならず、一介のわたしのようなものまで「?」という感じです。

まぁ、いろいろと内部事情があるのでしょうが、まったくもって「不可解」ですね。

不可解といえば、日本野球機構の理事長である加藤良三コミッショナーがこれを「知らなかった」というのは、なんとも解せない話です…。

でも、これって、この発言事態が、これはこれで問題なんですよね。

もし本当は知っていたにもかかわらず、「知らなかった」と言っているののならば、虚偽の発言ということで大問題です。
また、本当に「知らなかった」ということならば、日本野球機構とは重要なことがトップまでのぼってこない腐った組織と自らが語っているようなもので、これもまた大問題です。もちろん、理事長の責任は逃れられません。

いずれにせよ、大事なことをトップが「知らなかった」では、大問題ですし、済まされないのが常識です。


これに似たところが、整体〝治療〟にもあります。

整体師(無資格の場合)は、治療はできません。ですから、本来は肩こりや腰痛などを治すことはできません。
あくまで、資格としてできない、という意味です。

資格として治せないけど、施術として治しちゃうんだから、しょうがないでしょ? みたいな、腕に自信のある整体師の方は多いです、というかそんな人ばかりです(;^_^A
※実際に治している、治せているかどうかはわかりません。

もちろん、無資格の整体師の場合、広告や告知で「治療」や「治る」といった表現は使っていません。でも、対面での接客時には使っていると思います。
治療効果や治るようなことをにおわせている時点で、まぁ、グレーなんでしょうけどね…。


もし仮に、無資格の整体師が肩こりや腰痛を治しているのならば、それは医師法により犯罪行為ですし、治せるようなことを宣伝しておいて、治せないならば、これは立派な詐欺罪です。

ということで、整体師の「治る」や「治す」という言葉は、先のコミッショナー発言同様に、どっちに転んでも問題となる実に危ない発言なのです。