2013年6月18日火曜日

社会的ストレス 腰痛に影響すると証明

社会的ストレス、腰痛に影響証明 福島医大の加藤助教
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130616-00010001-minyu-l07

心にストレスを抱えると、「日常生活に支障を及ぼすような腰痛」の発症が増加する―。

福島医大医学部整形外科学講座の加藤欽志助教(35)=富山県射水市出身、同大卒=が、東日本大震災、東京電力福島第1原発事故を経験した同大生を対象に行った調査からそんな研究結果をまとめた。

この研究は5月、米国アリゾナ州スコッツデールで開かれた学会の年次集会で発表され、同集会の最優秀演題賞に選出された。


周囲の出来事に起因する「心理社会的ストレス」の腰痛への影響は以前から指摘されていたが、加藤助教は世界で初めて証明に成功。

受賞について「研究が評価されうれしい。この研究が、ストレスで腰痛が悪化してしまっている患者の治療につながればと思っている」と話している。


加藤助教らのグループは2011(平成23)年1月、同大医学部と看護学部の学生を対象に腰痛とストレスに関する調査を開始。同3月11日に震災、原発事故が起きたため、震災で学生に加わった心理社会的ストレスが腰痛の発症に関与したかどうかを調べようと、同7月に追跡調査を実施した。

追跡調査をした学生94人のうち、アンケートにより震災前よりストレスが悪化したと判断されたのは3割。7割は、ストレスに変化がなかった。

震災後に腰痛を発症した人数の割合を、ストレスが悪化したグループと変化がなかったグループとで比較すると、いずれも全体の3~4割で違いはなかった。

しかし、日常生活に支障を及ぼすような腰痛が発症した割合を特別の評価法を用いて調べると、ストレスが悪化したグループでは22.2%に上り、変化がなかったグループでは7.5%にとどまった。


以上転載


これを読む限り、 腰痛=ストレスが原因 と読んでしまうのは、いささか短絡的にすぎますね。
腰痛をはじめ、痛みという症状に関して、「ストレス」が大いに影響しているということでしょう。

「腰痛の原因はこれ!」とか「こうすれば腰痛は治る!!」とかワンワードで言えるほど、腰痛は単純ではないということですね。