2013年7月31日水曜日

『足首を回すだけで9割の痛みは治る!』 岩間良充



新聞で発見しました9割本です(;^_^A
本書を読んだわけではないので、内容の是非は述べようもありませんが、わたしのいいたいことはみなさんなら察していただけると思います…。

以下、新聞に書かれていた広告文句

【腰・肩・ひざが劇的にラクになる足首ストレッチ

あなたの靴底が片側だけ減っていたら要注意!
しつこい痛みを根本から断ち切る、驚異の1冊!】

よくよくタイトルを反芻しますと、「痛みは治る」って日本語おかしくないですか?f^_^;
痛みは、なくなったり、減ったりするものだと思いますし、治るのは病状や症状で、痛みが治るとは言わないと思うのですが…。

まぁ、常識的に考えれば、このようにボヤかさないと問題があるんでしょうね。

こちらの岩間先生は、鍼灸・接骨院の先生で、ちらっと見たところスポーツ系の患者さん(お客さん)が多い感じです。
http://www.hospist.com/

となると、「足首を回す」というロジックは、これは効果的ですね。
スポーツをやっている人でも、意外に足首を重点的にケアすることはないでしょうから。

ただ、足系の治療の弱さは、因果関係がないことがすぐにバレてしまうんですよね。
仮に足首を回して痛みが治ることがあっても、足首を回さないと痛みが治るということではないのです。
タマは猫であるけど、猫はタマではないということです。

なぜなら、では足のない人はどうするの?どうなってしまうの?という単純な疑問に答えることができません。
ですから、相関関係があるにしても因果関係まではないと、簡単に論破できてしまうのです。

足つぼが流行れば流行るほど、廃れていってしまった一因もこんなところにあるのです。
足首を回したり、足裏マッサージで病気が治るかどうか?
信じるか信じないかは、みなさんの判断にお任せします。


あ、9割本なので、もし治らなくても、それは残りの1割だったということで、文句はなしです…。