【マッサージ店が急増した理由は?
最近、ひょんな事からマッサージ店に通うことになったのですが、
気がつくと、もう色々な所に似たようなお店ができているのがわかりました。
私の近くにある駅の周辺には、『接骨院』『整体院』『カイロプラティック』
『リラグゼーション』など、名前は違えど、こういった表示のお店がかなりあります。
私が行っているのは、フランチャイズ型のお店で60分2,980円というところなのですが、腕はすごく良いとは思いませんが、安いのでよく行っているという感じです。
何でこういった業種のお店が急増したのでしょう??】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12112191172
ヤフー知恵袋より
いろいろな理由があると思いますが、最大の理由は
>腕はすごく良いとは思いませんが、安いのでよく行っているという感じです
という質問者さん自体が言っている、この事由によるところが大きいでしょうね。
つまり、「腕はそんなに良くなくても、安いマッサージ店の方がいい」というお客さまのニーズに合わせ、リラクゼーションサロンなどが量産化されているのだと思います。
今までは、1時間6000円という料金に見合うだけの技量が、お金を払ってまでしてもらうマッサージには暗黙裡に必要でした。
しかし、1時間2980円などということになれば、先のご意見のように、安いんだからそれなりのうまさで納得するのは仕方ない、ということが暗黙の了解事となったのです。
ですから、経営側がそのようなお客のニーズにのっとった経営体制にシフトしたということです。
だからといって、そこで働く整体師などの先生がいなければ話になりません。
かつては整体師の売り手市場でしたが、ここ数年はむしろ買い手市場になっています。
整体の学校がたくさんあり、その分整体師も大量に卒業してくるので、多少条件が悪くても働いてもいいという整体師が増えているのです。
※もちろん、働き方次第では、そこら辺のアルバイトよりは稼げます。
もっと長いスパンで考えると、「マッサージ」を受けるということに対する抵抗感が、年々薄れているのだと思います。
これはファストマッサージ店の入りやすいお店作りの賜物でもあります。
かつては、按摩やマッサージにかかるのは、お年寄りというイメージでした。
今でも、若い子=マッサージというと、ちょっと年寄りくさいね、みたいな反応はありますが、それは2~30年前に比べれば、とても穏やかな偏見です。
・老若男女、誰でも入れる
・ただ少し疲れているだけで、マッサージをしてもらってもかまわない
・それどころかちょっとマッサージしてもらいたいだけ
という理由で、マッサージ店に入ってもいいのだ、という社会的な認知がなされていることも、大きな要因だと思われます。