2013年10月22日火曜日

年少者のスポーツと整体治療 5

中学生の運動部の朝練習は原則やめるべきだとの方針案が長野県でまとまった。
睡眠不足になるうえ、朝食を取りづらくなって授業にも悪影響を与えるというのがその理由。

同県の調査では県内の95%以上の中学校が朝練に取り組んでいるといい、今後議論を呼びそうだ。

同県によると、中学校で運動部に参加する生徒の比率は全国の66%に比べて同県は59%にとどまる。
県教委は、スポーツ医療関係者や体育教師らで「適切で参加しやすい運動部」を目指す検討委員会を設け、昨秋から各中学校に示す基準案を検討してきた。

21日の会合で示された基準案には「食事と睡眠、生活リズムを考慮し、原則として、朝練習は行わない」と明記。

「完全休養日を週2日以上」「勝利至上主義に偏らず、生徒のニーズを生かす」なども盛り込んだ。

中学生の朝練、授業に悪影響? 長野県が廃止方針案 より


健康先進県である長野県の取り組みだけに、いやがおうにも注目が集まりそうですね。

今の「年少者のスポーツ」は行き過ぎている感があるので、ある程度のところで歯止めをかけるべきタイミングではあるのかもしれません。

そもそも、部活動は学校における学習活動の一環であり、それをメインに中学生活が成り立ってしまうというのは、いささか奇異なことでもあります。

もちろん、年少時の体の使いすぎや、休養の少なさは、どの程度悪い影響があるのかわかりませんが、良くはないものかと推測されます。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」で、何事もやらないよりはやった方がいいでしょうが、やりすぎてどこかを痛めたり、勉学に支障を来すようでは、本末転倒です。

また、最近は親ががりで子どもの部活動などをサポートしていますので、どうしても悪い意味での“万全”の状態になってしまうと思われます。

「年少時には、3日運動して1日休養するくらいがちょうどいい」というどこかの論文があったような気がするのですが…。
気のせいだったかなf^_^;


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