2013年10月25日金曜日

儲かる整体院のつくり方 6

【ベビーマッサージについてです。

赤ちゃんに関わるお仕事が出来たらなと思い色々調べてたら『チャイルドボディセラピスト』という資格を見つけました。

この資格を取るには専門学校などに通うのでしょうか?】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13115385373


以前、 整体業界のゴールドラッシュ 5 ~整体業の衰退期 でもふれているように、「ベビーマッサージ」というのは、整体関係者が作り出した一種の“セミナー商材”だと思うんですよね。

セミナー商材というのは、セミナーを開いて、受講生を集めるたの一種の「サービス」で、ひところ大ブームを巻き起こした「耳つぼ」などは、その好例ですね。

結局、あれほどもてはやされた「耳つぼ」なるものは、効果のほどが検証されることもなく、いつの間にか自然消滅した感があります…。

セミナー商材として、「耳つぼ」ってものすごく使い勝手がよかったんでしょうね、おそらく(;^_^A

実際にわたしがセミナーを開いていたわけではないので、推測の域を出ませんが、その内容を聞きがじった限りでは、非常にセミナー向けの良い商材です。

通常の耳つぼセミナーの場合、1日のうち半日(午前中)は、耳の内部のツボに関する座学を行います。そして、残りの半日(午後)に、耳つぼのシールを張る練習をします。

ちょうど1日で、セミナーを行うのにもってこいの内容なのです。
しかも、ダイエット関連のものなので、セミナー料金もそれなりにとれるでしょう。(3万円~10万円くらい?)

よほどの不器用な人でもないかぎり、事故を起こすこともまれです。
※まれに耳の奥のほうをつついたり、金粒という粒を耳の中に落としてしまう事故はあったようです。

セミナーを終えて、あとはみなさん各自で頑張ってください、というセミナー主催者にとっては、とても都合のよいものです。
普通の施術と違って、「うまい・下手」「上手くできる・できない」というものがないというのが、一番良いところでしょうね。


その耳つぼセミナーに近いかたちで出現したのが、「ベビーマッサージ」だと思うのです。

基本的には、乳幼児とのスキンシップなので、マニュアルとかはあってないようなものです。
また、相手は物言わぬお方様なので、上手い下手もありません、というかわかりません…。

さらに都合のよいことに、「ベビーマッサージ」はその名のごとく対象が「ベビー」なので、適用期間が極めて短いです。
商売として考えると極めて難しい分野だと思われます。

だからこそ、頭のいい人(たち)は、自分がベビーマッサージをするのではなく、それを教えることでお金を得るセミナーや講座、学校というかたちにしているのです。


世の中にベビーマッサージの学校やセミナーは数あれども、実店舗として“ベビーマッサージ屋さん”がないということは、需要という点においては、まぁ、そういうことなのでしょうねf^_^;


>  儲かる整体院のつくり方 7