2013年10月5日土曜日

サイギャップ(太ももの隙間)

雑誌で見たモデルのようにスリムになりたい米国の10代の少女たちが最近夢中になっているのが「サイギャップ」(太ももの隙間)だ。両足をそろえて立っても、太ももが付かないほど痩せた足が良いとされる。

交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)やブログサービスのタンブラー(Tumblr)、画像共有SNSのピンタレスト(Pinterest)には「太ももの隙間」の写真があふれ返っている。「成功」を見せびらかしたい少女や、逆に自分では「失敗」だと思っている少女たちが投稿した、時に目も当てられないほど痩せ細った足のアップ写真だ。

「このスキスキの隙間を見て」と書き込むユーザーもいれば、「みんなで一緒にきれいなサイギャップ、ぺたんこのお腹を目指そう! 」と周りを励ます投稿もある。「完璧さに飢えるわたし」と自称するユーザーは、「平凡な/サイギャップの存在しない」足について愚痴り、「でぶでぶでぶでぶ」と自嘲する。

■骨格の構造から「多くの人にとっては夢想」

専門家らによれば美脚への執着は今に始まったことではないが、米国の10代の生活に24時間影響を与えるソーシャルメディアによって大々的に増幅された。

ツイッター(Twitter)には、英モデルのカーラ・デルビーニュ(Cara Delevingne)の超スリム体型をたたえるファンのアカウント「カーラのサイギャップ(Cara's Thigh Gap)」があり、フェイスブックやさまざまなウェブサイトでは「全能の隙間」を手に入れるエクササイズが紹介されている。

しかし臨床心理学者のバーバラ・グリーンバーグ(Barbara Greenberg)氏は、たとえ極端なダイエットやエクササイズをしても「サイギャップ」はほとんどの女性にとって「夢想」でしかないと言い、「多くの女性は太ももの間に隙間ができるようにはなっていない。そういう骨格なんです」と説明する。

少女たちの危うい目標、美脚の「サイギャップ」 米国 より


アメリカでも女の子たちの〝美脚〟意識は相当なものですね(;^_^A

>多くの女性は太ももの間に隙間ができるようにはなっていない。そういう骨格なんです

と、バッサリ斬り捨てています…。
一部の例外的なモデルさんの容姿を目標にすることの愚かしさを、ひとことで言い表していますね。

基本的に 「骨格」は変えようがない でしょうし、大多数の人がそうであるならば、むしろ その状態、その形態 の方が、人間としては正しい位置にある形なのかもしれませんね。