2013年11月11日月曜日

整体は経費になるか?

個人事務所に約7500万円の申告漏れがあった影響で休業状態にあったタレントの板東英二(73)が10日、大阪市内で「植毛のお金は経費と認められると思っていた」などと釈明した。

脱税疑惑は否定し、問題視された取引先への架空外注などはなかったとしたが、具体的な金額や内容を問われると「公表できない」と沈黙。

報道陣の質問に対する回答も“回りくどい言い方”に終始し、疑問の残る会見となった。

板東英二 モヤモヤ謝罪会見…植毛「経費」と思った より


へぇ~、「カツラ」は経費で落ちるの? しかし、「植毛」はダメ?
という感じの「へ~」な記事です(;^_^A


まぁ、一般の方(給与所得者、つまり会社員の方など)は、あまり「経費」という意識は、普段されていないでしょう。

経費に関して簡単に言いますと、基本的に経費として落とせるかどうかの基準は、その費用が従事している業務に関係しているかどうかだけです。

わたしの職業「整体」で言えば、整体用のベッドは経費で落ちますが、ニンテンドーDSなどのゲーム機は経費で落ちません。

ゲームクリエイターの方ならば、ニンテンドーDSは経費で落ちますが、整体用のベッドは経費で落ちません。
簡単に言うとそんな感じです。

それではもっと一般的な誰もが使うようなものはどうかというと、例えば「メガネ」。
これは完全に経費で落とせるものですね。
視力が悪い人が、それを矯正しない状態では仕事にならないですから。


でも、カツラに関しては知りませんでしたf^_^;
女性の場合も、場合によっては「化粧代」なども経費で計上できるようなので、カツラ=男性用化粧と捉えれば、これはその論理は成り立つのでしょう。

しかし、植毛がダメというのは、不思議な気がします。
今朝のラジオでは「植毛は美容整形にあたるので経費とは認められない」と言ってました。

女性の場合に置き換え、化粧代はいいけど美容整形代までは経費として認められないと考えますと、まぁ、これは一応納得できる論拠ですね。


さて、それでは「整体」はどうでしょうか?経費で落ちるか?落ちないのか?
※整骨院やマッサージ整体院などの「治療」の場合は除外します。経費どころか保険がおりるでしょう。


長い間、治療でない整体やマッサージなどの項目は、「遊興費」として経費として認められませんでした。
「遊興費」というのは、早くいえば「遊びのためのお金」ですね。よく強盗などが遊興費目的で、盗みに入った…という例のアレです。

しかし、わたしがこの業界に入った頃(2000年)から、経費に認められる、というお客さんがチラホラと現れてきました。
※会計士の先生に確認を取ったところ「経費として認められないわけではない…」とお茶を濁されましたが。

その当時は、 福利厚生としてもマッサージや整体 などが利用されていたので、そういった時代の事情もあるのでしょう。

経費とは、前述した通り、その事業を行うにあたって必要なこと・ものにかかる費用です。
現在の肩こり・腰痛事情 は相当ひどいものです。そして、それを解消しないことには事業に差しさわりがあることも多いでしょう。
ですから、整体やマッサージを経費として認めるというのは、今の時代にそくすれば、至極当然ということなのかもしれませんね。

個人事業主の方などで、経費で落としていない方がいっらしゃいましたら、この記事を機会に経費計上されてみてはいかがでしょうか?

まぁ、キャバクラの領収証が経費になるくらいですから、いいんじゃないんですかねf^_^;