ユーチューブでネットサーフィンをしていましたら、なんだか懐かしい動画がアップされていました。
上岡龍太郎のEXテレビというテレビ番組で、1991年ということなので、わたしがちょうど高校時代のものですね。
バブル経済が絶頂か、はじけたくらいの頃でしょうか。
わたしが一番テレビを見ていなかった時代ですけど、上岡龍太郎の存在くらいは知っていました。
でも、今、大人になって見てみますと、おもしろいですね~。
この人も、この番組も。
今のテレビはガチャガチャしすぎて、落ち着いて見ていられません。
昔の番組って、今ではすぐにカットされるようなどうでもいいことを、辛抱強く流していたと思います。
今ではカットされてしまうであろう余白や行間を感じられたからこそ、昔のテレビがおもしろかったと言われるのでしょうね。
番組の内容は、「占い」に関してです。
不思議ですよね。この手の番組がある一方で、占いや心霊系の番組もドカドカと作られていたのです。
まぁ、一言で言えば、日本人というのは、この手の「オカルト」が好きなんでしょうね。
全般的には、占い全否定の上岡さんを論破できる占い師の方はおられず、結局意味のない番組になってしまっています。
しかしながら、論理的な話し方や聞き方など、非常におもしろく勉強になります。
真の大人の娯楽番組といってよいでしょう。
この一連の動画の中で、ある占い師の方が、まったく占い師たるロジックを用いていました。
清水次郎長がある日、顔相を見る占い師に声をかけられました。
「あなたの顔に、死に相が出ています。このまま悪いことをし続けたら、あなたは確実に死にます」と。
清水の親分は、どうせ死んでしまうなら、その前にいいことでもしようと、仲間を集めて世間のためになることをしました。
そして、数年後、「死に相」が出たと言った占い師に再び会いました。
そうしたところ「世の中のためになることをしたので、顔に出ていた死に相が消えたようだね」とのことです。
これが、典型的な占いのトリック(ロジック)ですね。
死に相が出ていると占う
→ 本当に死ぬ → ほら当たったでしょ
→ 死なずにいる → いいことをしたからですよ → ほら当たったでしょ
と、死んでも死ななくても、占いが当たってしまうのです!
これは初歩的で基礎的なものですが、高度な占い(というか、論理の)トリックを用いて、さも占いが当たったかのように思わせるのが、占いの真の姿です。
そう考えると、一応まがいなりにも施術をしている整体というものの方が可愛げがありますねf^_^;
> 整体師は占い師? 5