2013年12月20日金曜日

整体師は占い師? 13

【マッサージしに言ったら、これはコリやばい、放って置くと大変なことになりますよ!と言われました。

次は次いつ来れます?と言われ、最低月4回は来てくださいね!と怒られました。

月2万は痛いのですが、行くべきですか?】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14118179829


占いのテクニックとして、「マイナスの予言」というものがあります。
人というものは、良いことが起こらなかった予言よりも、悪いことが起こらなかった予言の方が許せるという特質をもっています。

つまり、予言が当たるor当たらないよりも、自分にとって許せるか許せないかが、占いのその後では重要な1つの要素になります。

例えば、「あなたは来年結婚します」と占いの結果が出て、それが叶わなかったとします。
この場合は、猛烈に怒るんですよね、人間って…。

「このままだとあなたは来年結婚できませんよ」と占いの結果が出て、それが叶わず?結婚できたとします。
この場合はどうでしょう?怒る人ってほとんどいないと思います。

占いは当たっていないにもかかわらず、「まぁ、結婚できたからいいか」という心理になるのです。

もちろん、占いの当たるor当たらないでいえば、上の場合は、両方ともに当たっていません。
しかし、マイナスの予言、この場合は「結婚できない」が成就しなかった場合、むしろ現象としてはラッキーなので、占いの当たらなかったは帳消しになります。
その分、プラスの予言の場合は、倍返しになりますが…。


人間心理的にそうであるならば、プラスの予言なんてしない方がいいのです。
とりあえずマイナスの予言をしておいて、当たらなかったら当たらなかったで、「まぁ、占いは当たらなかったけど、状況はよいのだからいいじゃない」というようになるのです。

これは、ノストラダムスの時も、2012年のマヤのときも、このようにうそぶいている人はいました。
また、実際に「まぁ、当たらなくてむしろよかった」とみんなが思うことなので、予言や占いが外れても文句は大きくならないのです。
地震の予知などもそうですね。


上のマッサージのケースは、占いの場合の「マイナスの予言」とは、ちょっと違った商売上の文句程度のものかもしれません。
でも、その中には、きちんと「マイナスの予言」的なエッセンスはあります。

つまり、

>放って置くと大変なことになりますよ!

というのがそれです。

ほうっておくと大変になる → 大変になる → ほらね、大変になったでしょ?

しかし、

大変にならない → まぁ、大変にならなくてよかったじゃない?

と、見事に応用出来てしまうのです。

まぁ、こんなのはどんな商売にも潜んでいることですけどね(;^_^A

それにしても、いったい何がどう大変になるのでしょうか?実に気になります。


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