2014年4月3日木曜日

腰痛治療に抗サイトカイン療法

慢性腰痛で医療機関を受診した人の約8割は、「非特異的な腰痛」といって、原因のはっきりしないことが多い。医師の裁量で、腰部椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、下肢神経痛、座骨神経痛などの診断名はつけられても、明確な検査結果が得られないケースは珍しくないという。

そんな状況を打開すべく奮闘しているのが、千葉大学医学部附属病院整形外科腰椎外来。MRI(核磁気共鳴画像法)を駆使し、患部の状態のみならず、神経そのものがどれだけ痛んでいるかを評価する最新の診断法を構築するなど、オリジナリティーの高い研究を進めている。

「非特異的な腰痛に対する『可視化』は、世界的にも最先端のトピックスになっています。原因が明確になれば、約8割の人に対する治療も、的確に行える。腰痛に関しては、運動療法、薬物療法、神経ブロック療法、手術など、いろいろな治療法があるだけに、診断方法はとても重要といえます」

従来の治療法を進化させる一方で、大鳥講師は原因不明の腰痛に対し、新たな抗サイトカイン療法の研究でも成果を上げている。抗サイトカイン療法は、もともと関節リウマチの治療法として開発され、現在幅広く普及した。それを腰痛治療に応用したのである。

【ニッポン病院の実力】原因不明の腰痛治療を研究抗サイトカイン療法で成果 より


腰自体・ストレス・内臓疾患・原因不明…腰痛という症状には、多くの要因があります。
ですから、今はいろいろな方法で、その対処法・治療法を探っている状態です。

そのため、「腰痛には抗サイトカイン療法が効く!」という情報ではなく、「抗サイトカイン療法が効く腰痛治療もある」と、正しく読み取る必要があります。
いわば、 因果関係と相関関係 を取り違えないことが重要です。


ですから、もちろん「整体が腰痛に効く!」は間違いですが、「腰痛に効く整体もある!」というのは正しいということになります。

言葉というのは難しいですね(;^_^A