2014年4月24日木曜日

腰痛にはセンザンコウ?

【北京共同】中国で開会中の全国人民代表大会(国会)常務委員会は、絶滅の危機にある野生生物を購入したり食べたりした場合の刑事責任を追及するため、法解釈を変更する案の審議を始めた。違法業者だけでなく、食べる側の責任も問うことで、希少動物保護につなげるのが狙い。22日付の中国各紙が伝えた。

中国の一部地域では、アムールトラや哺乳動物のセンザンコウなどを食べると「腰痛や関節炎が治る」「パワーが得られる」などと信じられており、希少動物が漢方薬の材料や中華料理の珍味として違法に取引される事件が後を絶たない。


ちなみにセンザンコウっていうのは、アルマジロのようなこんな動物です。





センザンコウが腰痛に効くかといえば、その効果はプラシーボ効果の域を出ることはないでしょう。
※参照 バイアグラとサイの角

「まったく、中国人は何でも食べるのだから…」とあきれた人は、ちょっと待ってください!
あなたが健康のためと食べているもの、それって本当に効果がありますか??

例えば、「コラーゲン」。
どの医者もコラーゲンの経口摂取は、コラーゲンの生成において意味を成さない、と明言しているのに、いまだにテレビなどでは「コラーゲンたっぷりでプリプリ♡!お肌にもよさそう」などという情報を垂れ流しています。

また、ヒアルロン酸やグルコサミンなども、なんだか似たようなもんだと個人的には考えております。
※とにかく経口摂取でそれほど効果が得られるはずがない

ただし、プラシーボ効果に関して言えば、これは否定出来ない、厄介ではあるが優れた?ものです…。