実は、腰が痛みを感じるまでにはいくつかのプロセスがあります。腰痛には痛みの潜伏期間があります。ぎっくり腰などの急性の腰痛ではない慢性的な腰痛の場合、ある一定以上の筋肉が固くならないと、痛みを感じないのです。
痛みの原因は酸素不足
腰の慢性痛の原因は、血流が悪くなり、体内が酸素不足になることが原因です。腰痛の初期段階で、運動をしたり、お風呂に入ったりすると腰の痛みがよくなるのは、運動やお風呂の効果で一時的に血流が良くなり、酸素不足が解消されるからです。
少しの筋肉が固くなったとしても、酸素不足にはなりません。しかし、固い筋肉が増えてくると、血流が悪くなり、ある一定以上血流が悪くなったタイミングで、酸素不足になり痛みが発生します。
痛みがなくても腰痛は進行している
腰の痛みがなくても、固くなった筋肉は増えていると、腰痛は進行しています。そして、一定以上の筋肉が固くなり、酸素不足となったタイミングで、腰の痛みを感じるようになるのです。痛みを感じているときは、かなりの筋肉が固くロックしてしまっているのです。
腰の痛みは突然やってくるわけではなく、痛みがない状態で少しずつ腰痛が進行しているのです。
慢性的な腰痛を避けるためには、継続的に筋肉をゆるめましょう。筋肉を硬くしないことが腰痛を避けるコツです!
う~ん、理屈は通っている気がしますが、いまいち腑に落ちません…(;^_^A
腰が痛いから、腰痛であり、その原因が何であろうが、症状としての「痛み」がいわゆる「腰痛」だと思うのです。
※この辺は言葉の問題ですので、腰痛の本質に迫るものではありません。
>腰の慢性痛の原因は、血流が悪くなり、体内が酸素不足になることが原因です。
これは旧来の考え方ですよね。
今は、「腰痛の原因はわからない」というのが通り相場です。
従来の「腰痛=血行不良」の考えで、電気や温熱療法を行っていたのですが、最近ではその治療法にも疑問符が付いております。
上の記事の著作者さんは整体師先生ですので、
腰痛の原因は → 血行の悪化 → 酸素不足 → (ウチの)整体院へ!
という論法になってしまうのは、当然の帰結です?f^_^;
慢性腰痛の原因(のほとんど)が、血行不良による酸素不足であるならば、腰痛改善は運動や体操で十分ということになります。また、スポーツ選手に腰痛持ちはいなくなる理屈になってしまうのです。
これはちょっと現実と乖離していると思われますので、腰痛論としては弱いのかな…というのがわたしの考えるところのものです。
>腰の痛みがなくても、固くなった筋肉は増えていると、腰痛は進行しています。
う~ん、この辺の理屈は、イエスともノーとも証明しようがないでしょうね。
腰痛になる → 腰痛が進行していたのですよ!!
腰痛にならない → …
腰痛が進行していなかったから!!と本当に言えるでしょうか?
この場合、固くなった筋肉が増えているにもかかわらず、腰痛にならない人を検知できないのです。
ヘルニアであるにもかかわらず、痛みが出ないことは、ままあります。
筋肉の硬直=腰痛と100%言えるならば、因果関係として上のロジックは通じます。しかし、筋肉が硬い人に腰痛が起こらず、筋肉の柔らかい人に腰痛が起きている現状において、論理としては片落ちだと思います。
※実際、筋肉の硬度などを測ったわけではありませんのであくまで推測です。
論理展開としては、ちょっと整体のロジック(トリック?)に似た感じですね…。