2014年9月19日金曜日

『しつこい腰痛は腹をもめば治る!』 岩間 良充



患者が慢性的な腰痛を訴える場合、ベッドにうつぶせになってもらい腰にマッサージをするのが一般的です。しかし、著者は、患者にベッドにあおむけになってもらいます。

そして、「おなか」にマッサージをします。

慢性腰痛の原因は、背骨や骨盤から太ももに伸びている、おなかの深部にある深腹筋のひとつ、「腸腰筋」が緊張し縮んでいることにあります。もみほぐせば、骨盤や背骨があるべき状態に戻り、慢性腰痛は改善します。

本書では、腸腰筋を自分で、「ほぐして、伸ばして、強くする」方法を紹介しています。腸腰筋に自分で触るには、背中からでは背中に沿って走る脊柱起立筋がじゃまをします。そこで、おなかからアプローチするのです。

新刊】『しつこい腰痛は腹をもめば治る!』 ~痛みを招いている「深腹筋の縮み」をほぐせ~ より


腰でダメなら、腹をもめ!という訳ではないのでしょうが(;^_^A

まぁ、腰痛の治療法として、おなか揉み=腸腰筋をもみほぐすことは、別に目新しいことではありません。
それではなぜこのようにあらたまった風に出てくるかというと、腸腰筋への施術って、ものすごく大変なんです。



画像元 コウメイ塾

この腸腰筋というものは、おなかの中、しかも深部にあり、押圧がけっこうしんどいのですf^_^;
おそらく、太めの方の腸腰筋には届かないものと思われます…。

そうなると、これは困ったことになるんですよね~。

だって、太っている人が「それじゃ、わたしの腰痛は治らないの?!」ってことになってしまうのですから…。

ですから、必然的に民間療法としては、誰に対してでも対応できる箇所のものが多く採用される場合が多くなります。
そして、“腸腰筋への施術”は、あまり好かれない施術法となっていると、勝手に解釈しておりますf^_^;

整体のバランス理論(背骨のゆがみや左右のバランス)からいえば、左右だけでなく、前後の筋肉のバランスも整えるのが普通なのでしょうけどね。