2013年1月14日月曜日

イップス という難病

みなさん、「イップス」という難病を聞いたことはありますか?
わたしは、ありませんでした。
というわけでメモログ...〆(・ω・。)
以下読売新聞(2013.1.14)


イップス
・(野球の)キャッチボールなどで軽く投げようとすると、指先に過度の力が入り、悪送球をしてしまう
・メンタルからくるものではないので、いくら心身面を鍛えても症状は残る
・特定の動作時に、意思に反して筋肉に過度の力が入るジストニアという病気の一種
・ゴルフのパット時に起きることでよく知られている



野球においては
・投球は問題ないのに、一塁に軽く送球できない投手
・投手にうまく返球できない捕手

原因は不明で、過度のストレスが発症や悪化につながる。
しかし、「気持ちの問題」と誤解する指導者は多く、同じ練習を繰り返させ、状態を悪化させる例が少なくない。

軽い症状を含めると、2割以上の人がイップスの可能性があるので、あなたの野球やゴルフの不調は、もしかしたら「イップス」のせいかもしれません。

月曜日と雨の日は、腰痛が増える?


腰痛が職業病全体の6割占める 業種別では社会福祉施設が最多
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00238362.html(リンク切れ)

【厚生労働省によると、2011年に4日以上仕事を休まなければならなかった腰痛は4,822件と、職業病全体の6割を占めていることが明らかになった。
業種別にみると、社会福祉施設が1番多く、また、曜日別にみると、月曜日に発生する腰痛が全体のおよそ21%でトップとなっている。】


仕事を休まなければならなかった腰痛が、約5000件ということなので、相当数の人が無理を押して、仕事を休まずに、もしくは休めずに腰痛に苦しんでいるということでしょうね。

業種別にみると、社会福祉系、つまり介護士さんたちでしょうね。
むしろ、介護の仕事をしていて、腰痛がない人の方が珍しいのではないのでしょうか。

月曜日に腰痛が発生する確率が、「21%」というのが、なんとなくおもしろくもありますね。
腰痛は、ストレスから来るとも言われています。
ですから、サザエさん症候群に似た感じで、月曜日は仕事が嫌だなぁ、という気持ちが腰痛につながっているかもしれませんね。

2013年1月3日木曜日

整形外科学会の公式見解 腰痛とストレスの関連性

腰痛にストレス関与 安静有効と限らず 画像検査大半不要
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012123102000092.html(※リンク切れ)


日本整形外科学会と日本腰痛学会は、腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与しており、画像検査などでも原因が特定できない腰痛が大半を占めるとの診療ガイドライン(指針)をまとめた。

重篤な脊椎疾患の兆候がない限り、すべての患者に画像検査をする必要はないとしている。
腰痛があればまずエックス線で骨や神経の異常がないか調べる現在の診療の在り方が変わりそうだ。

腰痛の診療指針は初という。
個々の医師の経験や勘により行われてきた診療を、科学的な根拠に基づいて統一的に行うのが目的。2001年以降の国内外の医学論文4千件から厳選した約200件を基に、両学会の専門家が医師向けに策定した。

指針によると、腰痛は発熱や胸部痛といった危険信号の有無などで

(1)がんや外傷、感染などの重い脊椎疾患が疑われるもの
(2)まひやしびれ、筋力の低下など神経症状を伴うもの
(3)原因が特定できない非特異的腰痛

に分類することが重要とした。

非特異的腰痛は、いわゆるぎっくり腰やストレスが原因となっているものを含み、全体の85%を占めるとの研究があるという。

非特異的腰痛は、職場での人間関係や仕事量の多さ、仕事上の不満、うつ状態など心理社会的要因が関与している強い証拠があると指摘、ストレスを軽減するためにものの考え方を変える認知行動療法などの精神医学療法が有効だとした。

また、安静は必ずしも有効ではなく、非特異的腰痛ならできるだけ普段の動きを維持した方が早い改善につながるという。
発症から三カ月以上たった慢性腰痛には運動療法は効果があるとした。


腰痛診断指針のポイント

・原因の明らかな腰痛と、明らかではない非特異的腰痛とがある
・発症と慢性化には心理社会的要因が関与
・安静は必ずしも有効な治療法ではない
・問診と身体検査で、重篤な脊椎疾患が疑われる腰痛と神経症状を伴う腰痛、非特異的腰痛を分類する
・画像検査をすべての患者に行うことは必ずしも必要でない
・手術以外の治療で改善しない場合は、画像検査を推奨する
・慢性腰痛には、運動療法は有効。発症から4週間以上の腰痛に認知行動療法は有効


以上、サイトと東京新聞本紙より

「非特異的腰痛」や腰痛治療における認知行動療法にかんして、こちらの本でわかりやすく書かれていました。


もしかしたら、こちらの紺野慎一先生が中心となって、上の指針をとりまとめたのかもしれません。

ただ、これらのことは、もう以前から言われていることで、NHKでも取り上げられていたことです。
整形外科の学会が、業界としてとりまとめたという点においては、大きな前進ですね。
でも、そうするとレントゲンやMRIなどの検査が無用ということになり、医院経営としては。痛し痒しといったところでしょうが(;^_^A

持田香織ELT(エブリリトルシング) と整体の怪しい関係の記事 2

持田香織ELT(エブリリトルシング) と整体の怪しい関係の記事 の続きです。


最近、思うのは、整体師と占い師の相性っていいのかな?ということです。

整体師は体をみる
占い師は心をみる

そして、不調があれば助言をしたり、定期的に通ってもらったりする。
また、これがキモなのですが、整体師も占い師も、相手の「弱み」につけこめば、良い商売となりうる、ということです。

整体師→「健康」
占い師→「運勢」

整体師ならば、お客さまの「健康」につけこみ、「あなたの体(健康)はよくないですよ」というようなアプローチをする。
そうすることで、何度も通ってもらい、それを商売とする。

占い師ならば、霊感商法的なアプローチで、高額なブレスレットや壺などを買わせるといったところでしょうか。
あれ、どちらも「ツボ」つながりになったf^_^;

「手かざし」は、古典的な健康系霊感商法で、まさか整体師の先生までも手を出しているとは思いませんでした。
でも、お金を儲けるだけのアプローチとしては、ものすごくうまいですね。



>5年ほど前に気管支炎を患い、持ち味だった澄み切った高音がうまく出なくなってしまった。
>それで落ち込んでいたときに、その整体院で施術を受けたそうです。
>そこで週に一度ほど施術を受けながら、T氏から“気”などについてアドバイスを受け、塩や水で身の回りを清めているそうです。


まずは、表面的な体の不調、つまり整体から入り、それを霊的なものと結びつける。
相手は芸能人ですから、うまく洗脳できれば、いいパトロンのできあがりです。


>その結果、「声が出るようになった」という持田は整体師夫婦を盲信していったというが……。

結局、声は元通りにならなかったみたいですが、本人にとっては、それはどうでもいいことになってしまうんですよね。
つまり、科学的な真実や現実的な事実ではなく、本人がどう思うかがすべてになってしまうのです。

>自分の不調をスタッフや番組の“気”のせいにしたりして、トークなどであからさまに不機嫌になる…

つまり、整体をやっていればこそ、ここまでで済んでいるのであって、もし整体をしていなかったら、もっとひどいことになっていた(かもしれない)、と本人が思えば、結果ではなく、“思い”だけが判断材料となります。

上のように、自分の不調の原因を自分自身でなく、周りに転嫁すれば、ますます他者への依存、この場合は整体師への依存が強化され、ますます霊感商法の深みへとはまることになるでしょうね。

オセロの中島さんの「洗脳事件」もありましたが、大の大人が拉致監禁されて洗脳されているわけではありません。
洗脳とは、一種共同作業でもあるのです。
自分に都合の悪いものは見ない、自分に起きた結果の原因を周囲のせいにする、などといった本人の傾向が、洗脳を手助けしているのです。


最近は、この手の「洗脳系整体」が増えていますので、ご注意ください。

持田香織ELT(エブリリトルシング) と整体の怪しい関係の記事


週刊文春WEB
“謎の整体師”盲信 ELT持田香織
歌手本格復帰は「ちょっとムリかな」
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2214
以下【】資料用に保存

【ソフトバンクのCMで“LTE”としての仕事を依頼され、「ちょっとムリかな」と言いつつも結局は“全国行脚”しているELT(Every Little Thing)の持田香織(34)。CMでは持田の歌声を聴いた老人が、「LTE様~」と拝むシーンもあるが、実生活では、持田の方がある謎めいた人物に心酔しているのだという。


“LTE”としては美声を響かせているが…… Photo:Jiji
「彼女は数年前から新興宗教にも関係している整体院にハマっていて、テレビやライブで紹介したりしています。もともとそこを持田に紹介したスタイリストと一緒に、多くの芸能人にも声をかけ“普及活動”もしているそうです」(事務所関係者)

 なぜ持田はその整体院にハマっているのか。

「5年ほど前に気管支炎を患い、持ち味だった澄み切った高音がうまく出なくなってしまった。ファンからも『声が出てないのは、なぜ?』などと疑問の声が上がるようになったのです。それで落ち込んでいたときに、その整体院で施術を受けたそうです」(同前)

 実際に整体院に通っている女性が、施術の様子を説明する。

「ご夫婦で運営されていて、旦那さんが整体師で、奥様は“T”という名前を名乗って、トータルコーディネーターという肩書です。通ううちに手を患部にかざす“手かざし”や“気”を使ったものを勧められるようになり、T先生からも生活や心の持ち方についてアドバイスをしてもらえるようになるんです」

 持田は整体院に通い始めてまもなく、家族と同居する豪邸とは別に、同院が入るマンションにも部屋を借りるようになる。

「そこで週に一度ほど施術を受けながら、T氏から“気”などについてアドバイスを受け、塩や水で身の回りを清めているそうです」(前出・事務所関係者)

 その結果、「声が出るようになった」という持田は整体師夫婦を盲信していったというが……。

「CMではELTの代表曲である『Time goes by』を歌っていますが、実は口パク。以前のような高音が出ないため音源はCDを使っています。やっぱり元の美声に戻るのはなかなか難しいようです」(制作関係者)

 整体院通いは、歌以外の仕事にも影響を及ぼしているという。

「自分の不調をスタッフや番組の“気”のせいにしたりして、トークなどであからさまに不機嫌になるので、主要な歌番組では使われなくなりました。新曲を出しても番組側からオファーをすることはありません」(音楽番組関係者)

 持田に何が起きているのか。自宅を訪ねると、インターフォン越しに母親がこう答えた。

「その整体院は言われているような怪しい所ではなく、ごく普通の整体です。私もギックリ腰になった時には施術してもらいました。香織は体が疲れたときに整体を受けただけで、塩や水をそこから買ったようなことは一切ありません」

 とはいえ、母親によると、持田は今も整体院と同じマンションに部屋を借りており、自宅と行ったり来たりしているという。

 13年には全国ツアーを予定しているELT。最近の歌の調子だと“ちょっとムリ”をしている気もするが……。】


なるほどです。
まずは、信ぴょう性の疑わしい週刊誌レベルのネタということを前提にして、この件を仮定的に考察したいと思います。

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